「ありがとう一本松。 そしていつまでも陸前高田の皆様を暖かく見守っていてください。」

 

去る 3 月 7 日午後 10 時。

私たちの思いを届けるため、店内に展示してあった一本松のモニュメントを陸前高田へ届けるため東京を出発しました。

 

思い返せば 6 年前、私が現地へ寄ってみた時のショックはかなり大きなものでした。

自然というものはこんなにも無情なのか…。そしてただ一つ残ったそびえ立つ一本松を見て正直「こいつよく残ったなぁ」と感動したのを覚えています。

そしてこの一本松が何かを伝えたがっている、と思えて仕方がなかったのです。

 

『絆』

私の中に最初に浮かんだ言葉。

それから、この言葉の意味を深く考えさせられ、大変な思いをされた現地の方々に何か自分に出来ることはないのか…。私なりに考えた結果、何人もの人の協力を得、また何人もの人たちの思いを寄せてこのモニュメントを制作したのでした。

 

 

一晩中夜の高速道路を走り、途中小雪が舞う中、約 8 時間かけて陸前高田の地に入りました。

訪れたのは 6 年ぶりです。見たところ、まだ生活するための建物などは建っておらず、一面の土、砂、泥の状態で、復興というにはまだまだ先のようにも思えました。

写真を見て頂くとお解りのように、市役所も二階建ての仮設プレハブでした。

 

市役所が開き、いよいよ搬入する時が来ました。

市役所の二階には、全国の皆様からの激励を込めた作品がたくさん並んでおりました。そちらに私たちの一本松モニュメントもご一緒させていただきました。

陸前高田・戸羽市長よりご丁寧な感謝状を頂戴し、握手を交わしながら二言三言励ましの言葉を伝え、私たちは東京へと帰って参りました。

「頑張ってください」という言葉だけではあまりにも軽すぎて、励ますことにはとても足りません。

「言葉だけでなく行動で示せ」と心の中の誰かが私を突き動かし、また改めて『絆』』という言葉の意味を考えさせられたのでした。

 

6 年前からの私たちの思い。そして今回の搬入まで、一連の事を済ませたような気もしますが、決してこれで終わりではありません。私たちはこれからも 1 日も早い復興、そして 1 日でも早く陸前高田の皆様に笑顔が戻りますよう心からお祈りしております。